椙山材木店のブログ

3大クレーム

木造の3大クレームと言えば床鳴り(ミシミシ音が鳴る)、壁割れ(クロス等が割れる)、雨漏りが、私達業者にとっては1つの大きな課題となっています。
これらは全て欠陥工事ではなく、様々な要因の積み重ねから起こりうる問題です。
材木屋の立場から言わせてもらうと、雨漏りに関しては施工のミスや設計段階からの無理な納まりなど、色々な条件が重なり発生する場合が殆どであると思います。床鳴り、壁割れに関しては施工上の要因もありますが、多くの場合、木材の乾燥度に問題があるように思われます。
昔 の家は流通が(長い間建築材料になるまで、木を切ってから時間がかかっていた。)今より不便だった為、職人さんが仕上げをするころには、乾燥していた。今 は流通に携わる皆が余計な在庫を持とうとせず採算ベースで物事を考えるようになった為、乾燥状態の悪いものが建築現場で使われることが多くなりました。そ こで当社はお客様の指定がある場合、乾燥状態をCHECKしてから、納材するようにしております。写真は含水率測定器です。乾燥にはKD(kiln  dried人口乾燥)とAD(air dried天然乾燥)があります。最近、よく目に見る集成材ももちろんKD材です。(製造段階において乾燥材でない と接着能力がでないからです。)個人的には木の脂分無くさないADが1番お薦めです。高級材ほど天然乾燥を用います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です