椙山材木店のブログ

木造の弱点

木造住宅の弱点は何と言っても『湿気』です。もし日本の家がアメリカのアリゾナ州に立っていたら、法隆寺でなくても殆どの家が何百年持つと私は考えます。(ハリケーンにはチョット疑問ですが(^_^;))
な ぜなら『湿気』は木を腐らせるからです。梅雨時期に食品がカビるのと同じで木にも腐朽菌が発生します。ここで勘違いしてはいけないことは木が水に弱いわけ ではなく、『湿気』に弱いことなのです。イタリアのベネッツア(ベニス)の建物は殆どが木杭の上に重厚な建物が水面上に建っています。この様に水に常に 漬かっていれば腐ることはありません。1番怖いのは湿気の状態が続くことです。(滞留)淀んだ空気(湿気)を滞留させずよりよく空気を流すことこそが耐久 性を考える上で一番大切なことなのです。写真は湿気が一番ある床下をより良く換気する為の工法の一つです。http://www.joto.com/kp_a/kanki.html
昔の建物にも使われておりました。『土台の下にネコを引く』とも古い、いや経験豊富な大工さんはいいます。(^_^)

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